私は社会化のドッグトレーナー

チャーリードッグスクールCDSオフィシャルブログ

違いの分かる犬

本当に忘れてはいけないのは、人間が犬たちのボディランゲージを見る以上に彼らは我々のしぐさ行動を見て予測している、ということ。 だからボディランゲージは一方通行の情報ではなく、コミュニケーションツールだと思う。 ボディランゲージは彼らを知るための一つ、置かれた状況に対する状態を知るための情報の一つ、だが、それだけではなく。 コミュニケーションツールであるということ。は使い、伝わらなければ意味がない、と思ってます。 実験室の中で、環境操作できる状況下での犬は、もちろん犬のすべてではない。 もっとダイナミックで、時に人間の手には負えなくて。でも常に協調関係を彼らから求めてくれる、そのボディランゲージを通して。 それに気づき、応えられる自分でありたいと思います。 だからもっと大きな枠組みで犬という動物を捉えたいと思います。
DVDBOOK 犬はしぐさで会話する(1): ヴィベケ・リーセの犬のボディランゲージ解説 ()
ヴィベケ・リーセ
誠文堂新光社
今年もヴィベケさん来日されますが、残念ながら私今年は参加できないんですね。 彼女のボディランゲージに対する考え方、使い方がとても好きです。 s-flower1396_20140807201644f56.jpgs-flower1396_20140807201644f56.jpg P149から 犬の目 について書かれています。 その構造と使い方は人間のそれとは違う。 だから犬には犬の見え方がある。 だから、目に入ったものに対して吠え続ける犬に 「バカ犬」 というのは・・・?かなり間違った認識だと思います。 犬を思いやるというと、尊重するというと、擬人化って心がざらっとする方が結構な数いるのではないかな。 だから、吠えたり噛んだりしたら叩け、叩いてでもやめさせろ、の意見の方が受け入れやすい現状があると思います。 ただし、自分には叩けない、だから専門家に任せる そういう人もいるはずです。でも、基本となる叩いてでも、という考え方は・・・。 吟味せずいつも巣食っていませんか。 と、問い続けたいと思います。 違いを認めること。 優劣をつけるということとは別です。 違いについて知るということ、すると・・・行動の意味が見えてくると思います。
犬から見た世界―その目で耳で鼻で感じていること
アレクサンドラ ホロウィッツ
白揚社

人間と犬の視覚世界は重複するものの、それぞれが見た対象に違った意味を付す。盲導犬には人間の環世界を教え込む必要がある。盲人にとっては重要だが犬には興味のないものだ。一度あなたの犬に歩道の縁石の存在に気づかせようとしてみたらよい。縁石は犬にとってどんな意味があるというのだろう?根気よくくりかえせば、教えることはできる。だがほとんどの犬は縁石を見ない。見えないのではない。縁石は犬にとって何ら重要な意味を持たないのだ。

アイコンタクトについてなど、非常に興味深い内容なので、本をお持ちの方はご覧ください。 目について、見え方について、 ちょっといろいろ考える投稿があったんですね、昨日。 ジーコタ母さんの投稿に思わず吹き出してしまって、それからちょっと考えるところをつぶつぶしたのでした。 こちら。

そういえばチャーリーも無造作に置いたスイカに激吠えしてたっけな。ココは全然無反応で。ココの基準もよくわからんね。 それ自体が何か理解できていないから吠える、と考えるのは犬の思考力を侮っているような気がします。 なぜそこに! という感情なのだと思うのですけど。 今までなかったものがそこにある、ことへの違和感で だから時とともにそこに「ある」ことに慣れる。 犬の社会化 「そのもの」 に慣らそうとしすぎる、のでは?と思う。 だからより多くの人に会わせる発想になるのでは? そこに、いろいろな自分の知らないものが「ある」ことに慣れる=スルーできる ができればいいということになると思うんだけど。 まだ私の中で出来上がらない、社会化に対する考え^^; 畑になってるスイカには吠えなかったから。私が台所で切っていても吠えなかったし。 だから、「ある」場所に納得がいかなかったと推測してました。 なので・・・、なぜそこに!??って吠える犬ってかなり頭がいいと思うんですよね、ぼんやりしていないというのかな。 我が息子、人見知り大魔王だったとき、親業の先生からひと言 「区別する力がある」 と言われました。それが生き難さにつながる個体が犬にもいる、ということだと思います。

多くの方は、犬が吠えると その相性物が怖い、としか考えられないのではないでしょうか。 社会化にしても、トレーニングにしても、吠えるのは怖いと思っている、と考える人が多くて ・・・ だからつぶやきの中の より多くの人に会わせろ的な発想が生まれるのではないかなぁと思います。 どんなに知っている人でも、思いもよらぬところで出会えばびっくりするわけで、びっくりすると逃げたり吠えたりするわけで そう考えると、犬に対するトレーニングって、いかに彼らにとって意味不明、理解不能なことをしているかどうか 見えてきませんか? 縁石をどうやって教えるか? 我々にできることは、新しい認知の仕方を教えることで次である「新しいもの、状況」に対する大きすぎる動揺を なくしてあげること、ではないでしょうか。 経験と、励ましと、われわれの発する言葉の意味を教えていくということ。 それを状況によって、個体によっていろいろ組み合わせ考えなければいけないことなので マニュアルはないよね、と思うのです。 警戒することは間違ったことではありません。 社会化は警戒心をなくすことではありません。 警戒する犬が劣っているわけでもないです。 人間目線の社会化の考え方が大きすぎて、むしろ社会化できない状態の犬はとても多いように思います。