私は社会化のドッグトレーナー

チャーリードッグスクールCDSオフィシャルブログ

しつけが社会化を阻むことがある

過去記事
『社会化期の音慣れが恐怖症の芽を摘む』
http://charliemama.weblog.to/archives/303107.html


ですが、
ちょっと引用します。

社会化とは慣らすことです。
社会化期は恐れよりも好奇心の方が強いのでそれを利用してどんどん新しいものにチャレンジさせていかなければなりません。
まわりの環境のひとつひとつの要素を子犬に受け入れさせます。それがなければ、突然外に行って新しいものに出会ったとき恐怖心を抱くのは当然だと思います。
 テリー ライアン先生はこうおっしゃいます。
「子犬の脳には小さな電気のソケットがあり、そこらじゅうにプラグが散らばった状態だと考えてください。これらを正しくつなぐのが経験なのです。」

犬は危険を回避することでこれまで生き延びてきたと言われます。危険を回避する元になるのは恐怖心です。ですので恐怖心があることは悪いことではありません。
が、この犬が危険だと思うものが実は全然危険ではないのに極端に怖がるのが恐怖症で、これから犬が人間社会で生きていくために避けては通れないものなのです。
 社会化期において、音に慣らすということは「これは危険ではないよ」とひとつひとつ体験させてあげることです。


社会化期を過ぎたあたりから外の音などに警戒して
吠えが出始める犬は多いものです。

それもまた危険か危険でないかを察知できる本能の成長ですが。
社会化(この場合は音慣れ)が不十分だから吠えが出る、とは言えないと思います。

もともと備わった防衛心が強い犬、警戒心が強い犬は
外の物音に対してワフッワフッ!と警戒吠えを始めるのが社会化期が終わった頃。
個体差はあると思いますが。

その時、最も大切なことは?

吠えを出させないようにする、ということではなく、飼い主が声をかければ(吠えなくていいからと言えば)吠えをストップできると言うことだと考えています。

なので、吠えている時も飼い主に集中できる余裕が欲しいのですが
吠えて慌てた飼い主さんは、色々な方法で吠えに対処しますね?

その方法自体が犬にとって警戒に値するものだったら・・・?

大きな声、音など社会化でいくら慣らしても、
慣れた刺激では止められないからもっと大きな刺激を犬に与えて吠えを止めなくてはいけない。
という矛盾した行動へと突き進みます。

だから、飼い主の声が届かないんですね。
飼い主はもっと違う対症療法を求め、その多くはもっと刺激が強いもの。

犬にとっては外も家の中も、両方警戒に値する状態。と言わざるを得ません。
こういう社会化とは真逆のしつけが、その発想が人の中にある限り、
元々唸りやすい犬は四六時中、ピリピリとしているのは想像に難くない、そう思います。

ここまで考えて、しつけ法を選択すべきなのですがあまりにも安易な方法が目に届くところにあるのが現状ではないでしょうか。