私は社会化のドッグトレーナー

チャーリードッグスクールCDSオフィシャルブログ

支配性とは何か

038.jpg 狼・・・の 警戒心の強さについて書かれている書物で(何だっかたは忘れてしまったけれど) 成長過程について、興味深かった記述。 一般的に狼は、人間のいる環境で成長し、馴染み始め、自信がつくと 攻撃を仕掛けて相手を支配したがる、と書いてありました。 確か、研究者の家庭での話だったと思うんですけど・・・ 慣れて大胆になってきた狼は、研究者の衣服を噛む、 噛むのをやめさせようとすると、激しく怒り噛みつく、さらに抑えると 本当に攻撃してくる。 人が力で制御(支配)できれば狼はまた、攻撃する前の気分に戻って怯えや警戒心を現すが (人の言うことを聞く) 人が支配に失敗すると、人を見ると前より大胆に、攻撃的になる。(一般にいう、なめられるという状況でしょうか) というような記述。 ここから・・・狼の行動をもとに考え出された訓練では 「支配性」を恐れるのもうなずける記述ですね。 また・・・ 生まれつき警戒心の強めの犬には、上記の行動(叱られると更に歯向かう的行動) が見られますので ますます、支配性云々、は言われ続けるのだと思います。 けれど・・・ 犬は狼ではありませんので、よほど幼少期(乳離れしてすぐ)に ひどい扱いを受けなければ、人に攻撃を仕掛けることはないはずです。 家畜化の過程を、その犬の成長過程に上手に重ね合わせるような飼育 (人は信頼に値すると刷り込ませる) を根気よく続けることで、攻撃性の芽が消去されることを信じています。 それが犬だと思います。 ですから・・・ 犬には支配性をあてはめるのではなく、未熟である、と考えてあげたいです。 そうすると、おのずとトレーニング、飼育の方向性が見えてきませんか?