私は社会化のドッグトレーナー

チャーリードッグスクールCDSオフィシャルブログ

甘噛みと罰



最初はまたイアンダンバー先生の著書から抜粋です。
P116~
子犬が遊びで咬むのをやめさせようとして
子犬を罰したくなるのはよくあることですが、
そうしても、せいぜい子犬は家族の中で罰を与えることが出来る人には
マウズィングしなくなるだけで
罰を与える事が出来ない人、つまり子どもにマウズィング遊びの矛先を
向けるようになります。
最悪なのは、罰を受けたために子犬が咬みつき遊びをしなくなってしまうことで
そうなると、子犬は咬みつきを抑制することを学ぶ機会を失ってしまうのです。

注)マウズィング=子犬が人の手をなめるように噛むこと・・・いわゆる甘噛みです。

大切なことは
噛ませないことではなくて、
何を噛んでいいか、(何を噛んだらいけないか)
いつ噛んでもいいか(いつだめなのか)
どのくらいの強さで噛めばいいのか
を根気よく教えることです。

犬の飼育に慣れてくると、この根気よくということが
遊びになります。
ですので楽しいことでもあるんです。
誘っても噛みつきを挑んでこない犬はつまらない、とさえ思います。

ですので、甘噛みトレーニングは
教えるということに飼い主さんの取り組み方、
意識の差が非常に出やすい部分だと思います。


犬は般化が苦手と以前お話しました。
一般化が苦手、ということですね。
甘噛みで例えると・・・
お父さんが、甘噛みをする犬のマズルをつかんで
床に押し倒し、上からかぶさって
「いいかぁ~、人を噛んだらいけないんだぞ~」
と叱ったとしましょう。
犬は・・・罰を与えたお父さんにはもう甘噛みをしなくなるでしょうが(多分)
お父さんの言うような
「人を噛んではいけない」
と噛んではいけない対象を、人間全体に広げて認識できないのです。
一般化できない、ということ。
これが般化が苦手ということです。

罰は・・・非常に劇的な効果があることもあります。
しかし、家の中で罰は与えられても普通の神経では
人前ではできませんね?(できる人もいるでしょうけど)
そうすると、犬は外では全く言うことを聞かなくなるでしょう。
罰の悪い点です。