私は社会化のドッグトレーナー

チャーリードッグスクールCDSオフィシャルブログ

甘噛みをやめさせる?それとも柔らかく噛むことを教える?



社会化期の犬には効果のある、一喝方法。
思春期の犬にはなぜ有効でないか。

その前に、思春期になってまでなぜ、甘噛みをするのか?
もうそれは甘噛みと言えないのではないのか?

そうですねぇ、
思春期といえば、人間で言うと中学生から高校生くらい、
性ホルモンの活動が活発になって、いちいち反抗したくなる・・・
そんなお年頃ですかね。
自分でも体の変化についていけなくて、イライラしやすかったりします。
個体差はありますが。

そんな時期まで甘噛みを長引かせてはいけないわけです。
実はね。
歯を使いたがる気持ちを、他に向けてやる努力を
社会化期にはしてほしいのです。

ただ・・・
兄弟遊びができていない、初めて犬を飼う、甘噛みへの最初の対処が
マズルをきつくつかむとか、マズルを叩くとか、暴力的なものを使って
たまたま性格のきつい仔だった場合(負けん気が強いとか)
噛みつきが悪化することが多い。一向に収まらないとか。

その状態になって初めて、「トレーニングを受けなければ」、
そう考える方が多い、そしてその状態になった犬を
我々はトレーニングしていく・・・ということなんですね。

思春期の犬に一喝するとしましょう。
もともと負けん気の強い仔たちなわけですから、
歯向かってきます。
歯をむき出しにする犬もいます。
その状態を見て、飼い主さんは怯えるか、叩くか。
そのどちらかになります、大抵。
どちらもNGです。
思春期の場合ホルモンの関係で、情動的にも不安定になっていますので
怒りのスイッチが入りやすいのです。
それは避けたい。
そして、甘噛みをする、し続けることで自らヒートアップして
(犬歯に力が加わり続くと、興奮が増します)
パニック的になります。
その状態になると、もう、何を言っても無駄。犬には人の声が
ただの物音に過ぎなくなる。
その時必要なことは、興奮を鎮めること、です。
どうやって鎮めるかは、性格の違い、または飼い主さんの実力によって
変わるものです。

私だったら、噛み加減を教えるためには、噛ませて教えます。
これは皆さんにはすすめられませんが・・・
代々、私はそうして噛んでもいいけどそっとね、と教えてきました。
強すぎたら、ガツンと叱ります。(ここでも、声で一喝できますか?)
怒りをぶつけるのではなく、諭すのですよ、この違いは大きいです。

きっちりと、一切の物を噛ませないにしても、噛み加減を教えたいにしても
人間側が冷静に対処をしなければいけません。
多くの飼い主さんにとって冷静さを求めるときは、やはり
無視、完全無視の方法をおススメしています。
(一喝で鎮められる自信と実力があればそれもOKですよ。)


思春期の仔(チョイグレ犬)には、一喝もしないで、噛まれたら徹底的に無視をする。
「お前の挑発には乗らないよ。」
と言うことを示さないといけませんね。
犬にとってあなたは、崇高な人にならなければいけません。
遊ぶときは馬鹿になって遊ぶけれど、いけない行動を認めない強さ。
信頼関係の基礎ですかね。
そして、甘噛みから意識が途切れた瞬間を見極めて、
思いっきり演技してください。楽しげに名前を呼びます。

どうです?心が広い人間かどうか・・・試されるようでしょ?