私は社会化のドッグトレーナー

チャーリードッグスクールCDSオフィシャルブログ

安全範囲と管理範囲

今回のお題・・・
???ですか?
交通安全のお話ではございません。

犬の行動についてのお話です。

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以前にもご紹介したこちらの本。クイールの訓練士として
おなじみの多和田さんの本です。

           
ところで、
みなさんは、ご自分の犬が、よその犬と鼻をつきあわせたり
他人になでてもらったりしたそのまさに直後、離れ際
「ワンワン!」
といきなり吠え掛かるという体験をしたことがありますか?

これ・・・
どうしてでしょうね~?
匂いかぎが充分でなかったときも
こうなることがあります。
・・・
う~ん、いまいち納得いかない。
と言う時に見つけたのが、多和田さんのこの本の中
P72~の安全範囲・管理範囲です。

安全範囲というのは安心できるものから離れられる距離、
だそうです。
簡単に言ってしまうと、ビビリな犬は
飼い主さんから離れられないのですね。
安全範囲が狭いので。
また、安全範囲の狭い犬はその範囲内に侵入者が入ることも
恐れます。

次に、管理範囲と言うのは、人の言うことに従う距離
だそうです。飼い主から離れていても指示に従うか、
どこまで離れたら指示に従わないか、で距離はわかると思います。
この場合、ビビリやさんは遠く離れていても
言う事を聞きます。

で、吠えることと、どういう関係が?
ってことなんですけど、
くっついて鼻を近づけて匂いをかいでいるとき
また、他人になでてもらっているとき、
安全範囲圏内に不安要素が侵入しているわけですよ。
だから、けっこう不安な状態。
でも飼い主さんがそばにいるから我慢できる・・・
または近づきすぎで、吠える事もできないとか・・・
で、別れ際、相手が自分の安全圏内を出るや否や
気が大きくなって、吠えてみたりするのか?
と、私は睨んでいます。
・・・
で、上記の本にこのような記述があります。
ローレンツ博士の本に面白い話が出てきます。金網越しに二匹の犬が吠えあっています。そのまま吠えながら横に走って行ったら金網が途切れて向かい合ってしまった。すると二匹はまた金網のあるところに戻って吠え始めたそうです。これもお互いの安全範囲を超えて近づいてしまったためでしょう。
ね?似ているでしょう?安全範囲を超えて近づきすぎると
不安になる、安全範囲外では、吠える、ということです。

う~ん、でも真実はどうでしょう?
犬に聞いても答えてくれませんし・・・
みなさんはどう思われます?

こうして犬を観察してると、いろいろなことが
見えてきたり、わかったり、毎日が発見の連続です。
みなさんもじっくりと
犬を観察してみてはいかがでしょうか?
犬たちは、自然界への窓なのかもしれませんよ。
人間が忘れかけた自然を、教えてくれるのは犬たちなのかもしれません。